ほとけさまの手の形、印相（いんぞう）

大日如来 （山王寺）

智拳印（ちけんいん） 金剛（こんごう）界ではこの印を結びます。 最高のさとりの境地を象徴する

法界定印（ほっかいじょういん） 胎蔵（たいぞう）界ではこの印を結びます。 座禅し思惟（しゆい）するときに結ぶ印。 深い瞑想に入っていることを示す（釈迦如来と同じ）。

如来 （元若杉観音堂に安置）	転法輪印（説法印） （てんぽうりんいん）（せっぽういん） 釈迦が説法したときのポーズ 最高の真理（法輪）を宣布する（転じる）こと。	禅定印（ぜんじょういん） 釈迦が悟りを開いたときのポーズ（大日如来と同じ）。
		降魔印（ごうまいん） 釈迦が悟りを開いた後、悪魔を追い払ったときのポーズ。
	施無畏印・与願印 （せむいいん）（よがんいん） 右手を上げて衆生の畏れを去らせ（施無畏印）、 左手を垂れて衆生の願いを満たす（与願印）。

阿弥陀如来 （松ヶ瀬阿弥陀堂）	九品来迎印（くほんらいごういん） 阿弥陀如来は、往生する時、行業によってその人にふさわしい印相で極楽浄土から迎えにくると言われています。人間が「上品」だ、「下品」だ、というのはこの印相から来ているそうです。
	定印	説法印	来迎印
	上品上生 （じょうぼんじょうしょう）	上品中生 （じょうぼんちゅうしょう）	上品下生 （じょうぼんげしょう）
	中品上生 （ちゅうぼんじょうしょう）	中品中生	中品下生
	下品上生 （げぼんじょうしょう）	下品中生	下品下生